よくあるご質問

FAQ

陰圧・換気について

室内の空気圧が室外よりも低くなるように管理されている区画のことです。
適正に設計され、監視された陰圧室は、室内の陰圧により感染症などの保菌患者(SARS, Covid-19, エボラなど)を隔離し、病原菌を封じ込めて、他へ汚染がひろまるのを防止します。
環境中のウイルス濃度を低減するためには、適切な換気が重要です。
換気を含めた空気の衛生状態を維持するための基本的な情報をまとめた「陰圧・換気・二酸化炭素濃度について」のページをあわせてご確認ください。
室内の空気を1時間に5回入れ替えることで、インフルエンザの感染機会を96.5%も減らすことが確認されています。※

※「大規模病院での3つの医療現場における室内換気と空気感染症の感染リスク」
"Room ventilation and the risk of airborne infection transmission in 3 health care settings within a large teaching hospital"
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21658810
直接的には、感染症拡大を防止する効果があります。
間接的には、適切な換気の実施を含む環境の安全に取り組む姿勢を公開することで、顧客や患者などに安心感・信頼感を提供することができます。
陰圧や換気などの空気の状態は目に見えません。
気圧や換気量などを定期的に計測して確認する必要があります。
シーラス・メディカルのソリューションであれば、24時間休まずセンサーが空気の状態を計測・記録し続け、空気の状態や製品の異常時には自動的にメールなどでお知らせします。

製品について

陰圧、CO2濃度、温度、湿度、換気量(換気回数)の数値を自動的に計測・蓄積し、グラフやレポートなどで視覚的にわかりやすく見えるようにします。
また、離れた場所からパソコン、スマホ、タブレット、TVモニターなどで、いつでも空気の状態を確認することができます。
日本国内(大分県)です。
EVU-10000の場合、1時間に12回の換気回数であれば12畳、1時間に6回の換気回数であれば24畳の空間で換気しながら陰圧を保つことができます。
広い待合室でももちろん使用可能です。
基本的には換気のみになります。
1台あたり最大運転時で750㎥/時です。
最大運転時で43.5dBです。
シーラス・メディカルの陰圧設備は比較的に消費電力の小さい機械です。
使用状況にもよりますが、約6ヵ月に1回です。
オプションとして外付けが可能です。
TVモニターでは、陰圧、CO2濃度、換気量など空気の可視化に関するデータを表示することができるほか、組織や施設としての取り組みなど利用者にアピールしたい情報を表示することが可能です。
はい。常時データは計測されていますのでレポート形式で出力することができます。

導入に関して

医療機関において、感染症の2次感染リスクを低減させるためには、病原菌などが院内に拡散しないよう、気圧を低くした病室である「陰圧室」の設置が有効です。
シーラス・メディカルの陰圧装置であれば「陰圧室」を容易に確保する事が可能です。
はい。シーラス・メディカルのシステムは透析病院やその他の病院から導入のご相談を多くいただいてり、導入事例も増えています。
通常は、ご契約から3週間程度です。
設置は状況に寄りますが、簡易な取付方法が可能な場合は1時間程度で完了します。
工事が必要な場合でも基本的には大掛かりな工事ではありませんので、運営しながら行うことも充分可能です。
まずはお問合せください。
ご要望により、弊社がお客様ご指定の現地を訪問し、現状の環境等の確認を行います。
次に、弊社がご提案と正式なお見積りを作成し、お打合せの後、ご契約、施工の流れとなります。
陰圧状態は透析装置に問題を起こしません。
はい、陰圧状態を維持するためには空調の効果は薄れます。
はい、診療報酬二類感染症患者療養環境特別加算が算定できます。
個室や空き部屋がありますと簡単に設置することが可能です。
施設内環境の安全に対する取り組みをアピールすることで安心感・信頼感をもって利用者に来ていただくことができます。

アフターサービスについて

基本保証期間は1年間です。
アフターサービスの主なメリットは次の通りです。 他にご不明な点はお問合せください。

[駆けつけメンテナンス]
何か障害があった時には弊社のエンジニアが現地に駆けつけて問題を解決します。必要な場合は設備の修理も無料で行います。
[6か月ごとの点検]
センサがきちんと正常に稼働しているかをチェック致します。センサの調整を行い、同時にHEPAフィルターご使用の場合はフィルターの交換も行います。
[システムの更新]
ソフトの更新、ハードのファームウェアなどの更新を無料で行います。
データ異常の場合は弊社に遠慮なくお問合せください。
状況をうかがい、適切な対処をご案内することが可能です。

他の感染症対策機器との比較

シーラス・メディカルの陰圧、換気装置は以下のような要素に影響なく一定の効果を発揮する事ができるので、優位性があります。

紫外線殺菌装置は様々な要素により効果が影響されることがわかっています。
下記には次のように記載されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31903622
風速とRH(相対湿度)の増加に伴い、紫外線消毒効果が低下することがわかった。
また、低温(15~16℃)、高温(25~26℃)での性能と比較して、20~21℃で最大の紫外線殺菌効果が得られた。
RHを50%から90%に上昇させると、空気中浮遊菌のZ値(UV感受性定数)は表皮ブドウ球菌、シュードモナス・アルカリゲネス、大腸菌でそれぞれ40%、60%、38%減少した。
また、感受性定数は冷却温度(15〜16℃)、加熱温度(25〜26℃)ともに20〜21℃の場合に比べて低い値を示した。
その結果、表皮ブドウ球菌が一般的に最も耐紫外線性が高いことが観察された。
また、表面が黒色のダクトでは、清浄なダクトよりも紫外線消毒効果が低いことが示された。